欲しがりません、勝つまでは。

納得いかねえ。いくわけがねえ。


矢口真里モーニング娘。を脱退した。
辞めたのは、矢口の意思だという。
本人は芸能界引退を決意していたがこれまでの功績や本人の資質を惜しんだ事務所がソロの道を提示し、矢口らしい潔さで決断した、そう聞いている。電撃的ではあるが双方納得の円満脱退なのだという。




しかし、だ。




東京から一週間遅れの「ハロモニ」。
ハロモニのデート企画はロケ映像をスタジオで娘。たちがワイワイいいながら見るというものの筈だったのに、矢口在籍時に収録されたモト冬樹とのデート企画にスタジオトークがないのは何故なのだろう?一説によると元々はスタジオトークも収録していたが放映はしなかったという。もし矢口の功績や資質を本当に認めているのであれば、円満脱退であるならば、矢口が辞める前の映像をTVに流すことには何一つ問題ない筈だ。


かつて田代まさしが逮捕されたとき、逮捕前に収録されたバラエティ特番を田代が写らないように編集して放送したことがあった。

矢口のした事は犯罪なのか?矢口は犯罪者と同じ扱いなのか?
何故、矢口の存在を削除したのか?
いや、誰が矢口を削除したのだ?




八王子のモーニング娘。コンサート、冒頭での吉澤ひとみのコメント。
俺はライブには行っていないが、ネットにアップされている書き起こしテキストを読むことができた。それを読んだ限りでは吉澤の精一杯の"言葉"と感じた。


しかし、生出演の「Mステ」でも同じコメントなのは何故なのだろう?座りトークがなかったのは何故?
聞くところによると、飯田圭織も矢口について尋ねられたとき全く同じコメントをしたのだとか。

つまり、吉澤や飯田のは"自分の言葉"なんかじゃなく誰かに言わされてただけなのだ。
しかし、誰に?




俺は矢口推しではない。しかし、モーヲタとしてだけでなく一人の社会人として、俺は矢口真里という人間を尊敬している。誰もが認めているように、矢口がいなければモーニング娘。という未曾有のプロジェクトは7年も続かなかっただろうから。

そんなモーニング娘。史上最大級の功労者に対する、この仕打ちは何なんだ?




矢口在籍中に収録された「音楽戦士」。
俺は矢口の表情から疲れも諦めも読み取れなかった。矢口の表情は新リーダーとしての自負に輝いていた。あれは充実した仕事をしている人の顔だ。辞めたがっている人の顔では、ない。

涙を流して笑うミキティ。心から可笑しくなければ涙を流しながら笑えない。ガキさんもシゲさんも亀ちゃんも梨華ちゃんよっすぃーも屈託なく輝く笑顔を見せてくれていた。いつになく弾むトーク。世界で一番幸せそうな女の子達。

Mステでは見ることのできなかった心からの笑顔を、輝きを、誰が奪ったのか?


矢口が感じていたという危機感は5期や6期のメンバーにも共有されていたのだろうし、充実した春のコンサートツアーでの経験が一人一人の自信になりつつあったのだろう。
「音楽戦士」を見て11人のモーニング娘。にかつてないほどの一体感を感じたのは俺だけではない筈だ。このままいけば、かつての黄金の9人時代と呼ばれた頃のモーニング娘。が放っていた輝きをもう一度見せてくれそうな、そんな気がしたのに…




今回の事件については、発表のあった日はスポーツ新聞やTVのワイドショーなどで大きく取り上げられていた。しかし、先週発売の週刊誌などではほとんど取り上げられておらず公式発表以上の情報は全く流れてこない。一般層にとってモーニング娘。は興味の対象外なだけなのかもしれないが、厳しい緘口令が引かれているという噂もある。


事件から10日が過ぎハロプロ界隈は何事もなかったかのように元の華やかさに戻ってしまった。
たったの10日で!
恐らく、事の真相はこのまま闇に葬られるのだろう。


俺は田舎住まいの平凡なサラリーマンだ。当然、芸能界の裏事情など知る由もない。しかし、なし崩し的に矢口がいなかったことにされていく現状を見るに及び、本人の意思による脱退なんて大嘘であると確信している。矢口らしい潔い決断?アホらしい。寝言は寝て言え!





俺は今のハロプロを心から楽しむことはできないし矢口のことを忘れて楽しみたくもない。ぶっちゃけ、限りなくクロに近いグレーな事務所に対して一銭たりとも金を払いたくない。

だから、俺は以下のことが一つでも実現されるまで、これから出る商品・買い逃していた商品を問わず、ハロプロ関係のCD、DVD、グッズ、コンサートチケット、その他関連商品を一切購入しないことにした。



矢口真里モーニング娘。への復帰。
・復帰が無理なら、せめて矢口真里が娘。メンバーやファンの祝福の下にモーニング娘。卒業セレモニーを行うこと。
・それも無理ならば、矢口と事務所の間でどのようなやり取りがなされたのかが白日の下にされること。



俺がやろうとしているのは不買運動ではなくハンストだ。ハロプロへの愛と情熱を賭けて買うのをやめるのだ。これはヲタとしてはマジで辛い。少し考えただけでも、新しいCDを買わないということはDJやリミックスをやっていく上で選曲の幅を自ら狭めることにもなる。また、名古屋城博関連グッズなんか買わないとなると死ぬほど後悔しそうだ。何より、ダブルユーの新曲やいずれ出るであろうキャラ&メルDVDのことを思うと狂いそうになる。




それら全てを諦めてでも、俺は胸を張ってこう言いたいのだ。
「馬鹿にするな!俺はモーヲタだ!」




目先の飴玉で怒りや悲しみを誤魔化されて堪るか。ガキじゃあるまいし。