Family affair
この前、職場の先輩(女性)が「自分のために働く」
という考え方には賛成できない!と言いまして。
先輩の考えでは、男でも女でも、働くのは家族を養うためなんだ、と。
間違ってはいないですが、それだけというのも寂しい気も。
あと、そういう気持ちで働かれると、養われる方もツラいと思うし。
仕事柄“壊れた家族”も何度か見て来たりして、
家族って本当に難しいな、と思うんですよ。
実は自分が結婚しない理由もここに、はないです(w
とは言え、娘。たちが、家族への感謝や愛を語るのを見るにつけ、
俺は素直にいいなと思うのです。
例えば、『ハッピーサマーウェディング』の語り部分。
オリジナルでは、幼い頃に父を亡くした中澤姐さんが
担当してましたよね。
フツーの神経なら複雑な背景を持つ姐さんには担当させないところ、
敢えて姐さんでいく。そこに意味があるんじゃないか、と。
多分、つんく♂は
「生きていようが死んでいようが、父がいたからお前がおるんや。
せやから感謝せなアカン」
と言いたかったのではないかと思うのです。
とはいえ、他人の一番繊細な部分に踏み込むわけですから、
相当の覚悟と、絶対理解してもらえるという確信のもとに。
姐さんは、その意図を十二分に汲み取ったからなのか、
この歌を歌うとき本当に心を込めていました。
そういえば『MUSIX』に姐さんが娘。として最後に出演したとき、
一つだけ姐さんの願いを叶えてあげる、という企画がありました。
姐さんの希望は『ハピサマ』をフルヴァージョンで歌うこと。
姐さんにとって『ハピサマ』は、本当に大切な歌だったんだな、
と思うのです。
とまあ、そんなわけで。
『岡女体育祭・完全版』で一番の見どころだった“似非”家族
とのお弁当ですが、正直、俺は複雑な気持ちで観てました。
カオリとかミキティとかピーマコとかはかなり面白かったんですが、
矢口が、家族を紹介されたとき、一瞬、素に戻ったような気がして。
あっ。『めちゃイケ』スタッフ、地雷踏んじまったな、
て思っちゃいました。
頭の良い矢口はすぐに仕事モードに戻って、
満面の笑みで“家族”と記念写真とか撮ったりしてましたが、
少し痛々しいな、と。
もちろん、俺の気のせいだと思うし、その方がいいのですが、
しかし、それにしても“家族”というのは、難しい。