中間報告

矢口真里モーニング娘。脱退から3ヶ月半が経ちました。


この間、矢口はTVのバラエティ番組に引っ張りだこだったりハロー!プロジェクトのコンサートではMCを勤めたり、当初の予想に反して(?)順調な再出発を切っているように思います。このことは純粋に嬉しく思います。


俺はハロコンには行ってないですし、正直、矢口の出演した番組もあまりフォローできていないです。が、バラエティ番組で笑ったり毒を吐いたり(?)する矢口はどこか吹っ切れた風にも見えます。「モーニング娘。をやめて正解だったかも」と思うことすらあります。



ただ、矢口が出た番組の中で一つ心に引っかかったものがありまして。


ちょい前の話ですが、6月に放送された「平成教育2005予備校」。この中で日本国憲法の穴埋め問題がありました。

第25条 すべて国民は、『   』で『   』な最低限度の生活を営む権利を有する。
※正解はこちらとかで各自ご確認ください(w


矢口の回答は「すべて国民は、平等幸せ的な最低限度の生活を営む権利を有する」。


続けて「そうあってほしい」と語る矢口。(録画していないのでうろ覚えです・・・)


矢口は単純に間違っただけなのかもしれません。しかし、この「面白回答」の中には脱退に関する矢口のホンネが込められていたように思えてなりませんでした。誰もが望むささやかな幸せ、矢口はそれすら認めてもらえなかったのだから・・・




ハロコンにMCで出演しながら歌わなかった(歌わせてもらえなかった?)矢口。この“仕事”は事務所による制裁の一環なのか、それとも歌手復帰に向けた第一歩なのか、俺には分かりません。ただ、矢口は色々なものと今も闘っている、そのことは間違いないのでしょう。




俺は、矢口の脱退は間違っていると今でも思っています。


まず、スキャンダル一つで即日脱退は処罰として重すぎること。成人女性に対するものとしても。ハロプロ最大の功労者に対するものとしても。

次に、ハロプロメンバーを少なからず萎縮させてしまったこと。このことは彼女たちの今後の活動に様々な影を落とすでしょう。少なくとも俺の主観では、事件以降、彼女達の魅力であった大らかな明るさを感じることができなくなりました。

最後に、以前からヲタ/ファンはアップフロントという事務所に対して懐疑的態度をとる者が多かったですが、今回の事件で事務所に対するヲタ/ファンの不信感は決定的となっただろうこと。最近の現場に出てないので推測でモノを言いますが、現場、どこも結構荒れてませんか?刹那的に爆発するヲタ、増えてませんか?将来はおろか今この瞬間すら保証されない中でヲタを続けるならば刹那的になるのも仕方ないでしょう。そのことを、俺は非難できません。


脱退以外にもっと他に方法があったのではないか?その思いは変わりません。




その一方で、一人頑張る矢口の姿を見ていると素直に応援してあげたいとも思うのです。


矢口自身が過去に留まることなく未来を切り開くことを選んだのならば、俺もハンストとかはボチボチやめてもよいかな、と。俺自身、ヲタとして“闘う”ことをやめるつもりはありません。が、もっと建設的で実のあるやり方を模索しようと、今はそんなことを考えています。